アルハンブラ宮殿/朝の散歩



4/30グラナダの朝は厚い雲に覆われていました。太陽が出ていないので、底冷えのする寒さでした。その澄んだ冷たい朝の空気の中を散歩すると、一気に目が覚めていくその清々しさ。
修道僧たちもきっとこの沈黙の朝に瞑想し、祈りを捧げていたのだと想像できます。朝の静けさの中で動いているものは、猫たちだけでした。アルハンブラ宮殿にはたくさん猫がいます。なんて素敵な所に住んでいる猫たち。気のせいか気品がある猫に見えてしまうのは、その背景のせいでしょうか。
アルハンブラ宮殿のある丘から見下ろせる街並(アルバイシン地区)はまた、静けさの中に霞んでいました。その美しい白壁の家並みは、一枚の絵のようです。芸術的に刈り上げられた木々(マチュカの中庭)は鮮やかな緑を保っています。
グラナダは、13世紀に首都となり、このアルハンブラは政治、軍事の拠点だったのです。800年間はムーア(アラブ)人によるイスラム支配が続き、アンダルシアは暑く乾燥した地域にあって、ここは、白い雪に覆われたシエラ・ネバダ山脈からの雪解け水があるので、緑豊かで乾いた土地の楽園「アンダルシアの宝石」と呼ばれるのでした。確かに今日のような曇りの朝は空気が湿り気を帯びています。
朝靄(あさもや)からやがて明るくなっていく朝にあらわれるアルハンブラの北の斜面はかつてはアラブ人の居住地区で、そこでアラブ人が日に五回のお祈りとミントティーのお茶の時間などのアラビアンライフを送っていたのかと想像するだけで、古都グラナダは神秘的な香りに満ちています。
城壁の門には、手が浮き彫りにされていて、その5本の指がイスラム教徒が守るべき教義を示しているのです。1、神と予言者マホメットへの信心。2、一日五回のメッカへの祈り。3、貧者への施し。4、ラマダン(断食)の実行。5、メッカへの巡礼。スペイン各地でこの手の浮き彫りを目にして来た私は、イスラム教がこの地に存在していたのだということを感じ、その5本の指が示すものが、イスラム教の鍵であるのだな〜、と門についている鍵のような手を見て思うのでした。
お知らせ
アサンガヨーガクティでの「ラージャヨーガ(心理的ヨーガ)」日程は6/9、7/14、9/8(3回)になります。6/23は『ナーダヨーガ』(音の瞑想)クラス(1回)宇宙に呼応した音楽に合わせてポーズを行う『アサンガヨーガクラス』(6回)も募集中です。詳しくはHPで。
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- 2009.06.07 Sunday
- 現代ヨーガアシュラム / 赤根彰子のブログ
- 08:31
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- by 赤根彰子(あかね あきこ)



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